江戸時代、お伊勢参りと2大観光スポットで有名な金刀比羅宮へ
正式名称 | 金刀比羅宮(ことひらぐう) |
別名 | こんぴらさん |
主祭神 | 大物主命 |
相殿 | 崇徳天皇 |
住所 | 香川県仲多度郡琴平町892-1 |
最寄駅 | JR土讃本線 琴平駅 |
金刀比羅宮へは琴平駅からスタートです |
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金刀比羅宮といえば石段のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。 金刀比羅宮は象頭山の中腹に鎮座しているので石段を上がって山を登るのです。階段が多くなるのは道理ですね。 琴平駅を降り、構内にあるコインロッカーへ荷物を預けて早速向かいましょう。 駅を出て少し歩くと大きな高灯籠(重要有形民俗文化財)が右手に見えてきます。 高灯篭は慶応元年(1865年)に完成した高さ27メートルの日本一高い灯篭で、高い石の基壇の上に木製の灯台が建てられています。 |
金刀比羅宮参道の石段へ |
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最初の1段目。 |
100段目。まだまだ先は長いです。 |
なだらかな上り坂を少し歩くと石段が始まります。 100段上るだけでもかなりきつい。その上その先石段が急になっているようです。 石段の両脇には土産物店が軒を連ねていて、その店先では竹の杖を貸し出していますし、石段かごもありました。 足に自信のない方は利用してみてはいかがでしょうか。 参道には土産物の他にも「備前焼狛犬」や「灯明堂」(どちらも重要有形民俗文化財)、帝国水難救済会救難具の展示などがあるので、疲れたときには一休みして、石段の辛さを紛らわせながら上がることもできます。 |
金比羅宮山門に到着 |
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石段を365段上ると山門に到着です。 山門前から後ろを振り返ると登ってきた石段と街並みが見渡せます。 かなりの高さを登ってきたことに驚かされますが、石段はまだまだ続きます。
門の両脇に下げられた提灯に書かれているのは、漢字の「金」を丸で囲んだもの。 この「金」の字は金を隷書体で表したもので、その字を丸で囲んだものを御社紋(ごしゃもん ※神社の紋)としています。この御社紋は「まるこん」と呼ばれて親しまれていて、様々なところで目にすることができます。 山門をくぐると金比羅宮の境内です。 |
金刀比羅宮の石段はまだまだ続きます |
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四脚門前の階段。上がりきったら477段です。 |
木馬舎から祓戸社前の階段。上がりきったら595段です。 木々の緑がとてもきれいな石段です。 |
628段を上り旭社へ |
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天保8年(1837年)に完成された社殿の旭社。 腕の良い宮大工が集められて作られた社殿には、鳥獣・草花・人物など華美な装飾が施されたています。 旭社の向かいにある廻廊でひと休みして、御本宮へ向かいます。 旭社の右脇にも参道がありますが、こちらは帰りに通る「下向道」なので気をつけましょう。 |
金刀比羅宮御本宮への最後の石段、御前四段坂を上ります。 |
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ついに最後の石段です。 「御前四段坂」はここまでの石段の中で一番急な石段で、特にきつく感じますが、ゴールがすぐ目の前に見えているので、とにかく頑張りましょう。 石段が4段階に分かれているので、一息つけるスペースもありますが、この石段が一番苦しかったです。 |
785段を登り金刀比羅宮御本宮へ到着 |
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金刀比羅宮御本宮。 |
高台からは讃岐平野が見渡せます。 |
ついに海抜251メートルの高さにある御本宮に到着です。 御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇。 海上守護の神様として特に有名ですが、その他にも、農業・殖産・医薬など、様々な御神徳をもつ神様として親しまれています。 御本宮の向かって右側には広々とした高台(展望台)が設けられており、讃岐平野、天気の良い日には瀬戸大橋や讃岐富士などを望むことができるようです。(当日は残念ながら小雨交じりの天気でした。) |
厳魂神社(金刀比羅宮 奥社)へ |
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がんばってここまで登ってきたからには奥社へ参拝!と考えていたのですが、台風の被害のため参拝はできませんでした。 帰りは御前四段坂ではなく下向道を通り、旭社の脇に出るコースを通ります。 |
金刀比羅宮 神馬 「月琴号」 |
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桜馬場西詰銅鳥居の左側ある広場の奥には御厩があります。 ここでは神馬(しんめ ※神様が乗られる馬)の月琴号が飼育されています。 私が訪れた時は厩の中にいましたが、時間によっては外に出されていることもあるようです。 |
こんぴらさんの石段は思っていたほどきつくはありませんでした。 |
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確かに段数は多いですが、見どころもあるので辛さもまぎれます。 次回はぜひ金刀比羅宮奥社・厳魂神社まで、全1368段を登りたいと思います。 |
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