vol.03
「喪中欠礼(年賀欠礼状)」のマナー
2/喪中はがきを出す前に、知っておきたいこと
一般的に喪中はがきを用意するのは、父母(義父母)、配偶者、子、(同居の)兄弟姉妹や祖父母が亡くなった時で、不幸があってからの1年間を「喪中」と考えます。それ以外の親族でも、生前のかかわりの深さや同居の有無などから判断して同様の扱いとする場合があります。
はがき投函は10月下旬から遅くとも12月上旬までに。相手が年賀状を用意する前に送るのがマナーです。この期間に出せないなら年賀状は例年通り受け取っておき、1月中旬頃を目安に寒中見舞いで喪中をお知らせする選択もあります。
はがきを出す対象は、年賀状のやり取りをしている方すべてとされていますが、お互いの状況がよく分っている親・兄弟、親しい親族に送る必要はありません。また仕事上のつきあいで余計な気づかいをさせたくない相手には、例年通りに年賀状を出してもかまいません。
喪に服すとは本人の気持ちが大切で、一律の決まりはないのです。近年は相手との関係によって柔軟に対処する傾向が強くなっているようです。
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