vol.03
「喪中欠礼(年賀欠礼状)」のマナー
3/喪中はがき、受け取った時の心得
喪中欠礼の趣旨は「身内に不幸があったため、当方から新年のお祝いを申し上げるのはご遠慮いたします」ということです。そこで受け取る側も、遺族の気持ちを思い年賀状で祝詞を送ることを控えるのが通例となっています。
家族葬や直葬が増えている昨今では、喪中はがきで初めて訃報を知るという事態も珍しくありません。年賀状は出せないから‥と放置せずに、適切な時期を選び返事を書くのが望ましい対応です。喪中はがきの返事としては、次のようなものがあります。
・年内に手紙、または電話でお悔やみを述べる。
・正月気分が抜けた頃に、寒中見舞いを出す。
いずれも相手の健康を思いやるなど、いたわりの一言を添えるのを忘れずに。また、家族ぐるみの親しい付き合いであれば、年賀状に代えてクリスマスカードを送る方法もあります。
それでは、年賀状を投函した後に喪中はがきが届いたら?折り返し早めにお悔やみとお詫びの連絡を入れましょう。年明けに改めて寒中見舞いを出すとさらに丁寧です。
»バックナンバーを見る
»週刊・葬送なびトップページへ