vol.04
「密葬」と現代の葬儀事情
3/密葬と家族葬の違いを把握しておきましょう。
混同しやすい密葬と家族葬について、簡単に対比してみます。
| 通夜 | 葬儀 |本葬(社葬・お別れの会)| 参考人数
密 葬 | あり | あり | あり | 5~100人程度
家族葬 | あり | あり | なし | 10~50人程度
家族葬も密葬と同じく、生前交友の深かった友人・知人のお見送りを受けることができます。密葬は後に本葬が控えているため、家族葬よりも小規模な人員となる場合があります(上記の人数はあくまでも参考例です)。
家族葬は歴史が新しく、定まった形式というものはありません。家庭の事情や故人の交友関係などに合わせて、柔軟に葬儀のあり方を考えられるのが特色です。ただし人によりイメージするものが違うため、「家族葬は家族しか参列できない葬儀」と考えた遺族が他の親族や故人の友人・知人の弔問を断ったり、周囲の人に後で本葬があると勘違いさせてしまったりといったトラブル例も散見されます。
さまざまな葬儀の形態を知ると、次第に自分らしいお葬式の形が見えてくるものです。一般常識として事前に学習しておくのも悪くないのでは…?
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