vol.06
「直葬」ありがちアクシデント~経験談から見えてくるもの
1/親族の反対
都市部を中心に急速に広がる「直葬」。直葬を将来の葬儀の選択肢として考える方へ、留意すべきいくつかのポイントをまとめてみました。
経験者の体験談で多数を占めたのが、親族からの反対です。一般の家庭で直葬が行われるようになってから歴史も浅く、どういうものかよく分らないという人もいます。また、伝統的な葬儀の枠組みを離れることへの抵抗感も少なくないでしょう。
葬儀がきっかけでお付き合いに溝ができる事態は避けたいものです。エンディングノートなど故人の意思が記されているものあれば、見てもらうのがよいでしょう。生前からの希望と分れば、反対の声も小さくなるようです。
「事務的で冷たいお弔いになるのでは…と心配したが、身内や本当に親しい人だけで送り出せて安心しました」。百聞は一見にしかずで、経験してみて見方が変わる場合もあります。すぐに理解を得るのは難しくても、きちんと説明する姿勢を示すのは大事なことです。
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