vol.13
通夜・葬儀での遺族・親族の服装マナーについて〔仏式・神式〕
3/女性 正式礼装
一般的に、男性がブラックスーツを着て通夜と葬儀に臨むことに対して、女性は通夜に洋装の正式礼装、葬儀は和装の正式礼装と着替えることが多いようです。和装と洋装の格の上下はありません。正式礼装の場合結婚指輪以外のアクセサリーは身に着けないのが基本です。どうしてもつけたい場合は真珠のネックレス程度にしましょう。また、化粧も派手にならないように心がけましょう。
●洋装の正式礼装のポイント
・色は光沢のない黒無地。夏でも袖は長めで、スタートの丈は正座した時に膝が隠れる程度の長さ。襟元も詰まったものにし、肌の露出を控えたデザインのものを選びます。
・冬場に着るコートも同様に黒や濃紺など地味な色のものを。式の間は脱ぐのが基本です。
・靴やバッグは光沢のない黒で金具や飾りのないものを選びます。
・ストッキング黒色。寒い季節でもタイツは好ましくありません。
●和装の正式礼装のポイント
・黒無地染め抜き五紋付きの着物に黒の袋帯を締めます。
・帯に地紋があっても問題ありません。
・家紋は実家の女紋か婚家の家紋を入れます。
・男性と異なり羽織は着用しません。
・夏は絽、冬は羽二重かちりめんの生地が一般的です。
・半襟、足袋、襦袢は白。それ以外は黒にします。
・草履とバッグは黒の布製が正式です。
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