vol.23
墓じまいという考え方
1/墓じまいという言葉を聞いたことがありますか?
墓じまいとは、ふるさとなどにある先祖代々の墓を撤去することです。古くからの檀家となっている寺院などにあるお墓を閉じることも墓じまいという言葉を用いられています。今までも「改葬」という言葉で行われていた行為ですが、数年前から墓じまいという言葉が支持を集めています。
墓じまいをする理由は人それぞれです。「ふるさとにはもうだれも住んでいないし、遠くて管理もお参りもできない」「墓守をする人が自分以降はいない」など少子高齢化が起因となる場合が多いようですが、金銭的・宗教的な理由の場合もあるようです。
墓を撤去するといっても、自分勝手に墓石を撤去し、遺骨を取り出せば済むという話ではありません。週刊葬送なびvol11いまどきのお墓事情。こんな時、どうする? 2/お墓を改装(移設)したいで取り上げたように、遺骨を動かすには行政上の手続きが必要となるのです。
また、意外と失念しがちなのが、親戚や親しかった方たち、寺院などへの報告や相談です。
事を急ぐことなく、円満に墓じまいできるように問題点をひとつひとつクリアしていきましょう。
»バックナンバーを見る
»週刊・葬送なびトップページへ
週刊葬送なび vol.09 お墓の視点から埋葬のカタチを考える
»1/墓石(屋外)
»2/納骨堂(屋内)
»3/共同墓
週刊葬送なび vol.11 いまどきのお墓事情。こんな時、どうする?
»1/家族とは別のお墓に入りたい。
»2/お墓を改葬(移設)したい。
»3/お墓以外の形で供養されたい・したい。