vol.10
自分の葬儀を考える
1/元気なうちに自分の希望を伝えましょう。
「葬儀は残された遺族が執り行うべきもの」は一昔前の考え。最近は「自分の葬儀は自分で決める」という人が増えてきています。
自分の最期を生前に準備する、終焉に向けた活動を「終活」と呼ぶようになりましたが、高齢化や核家族化が進んだ現在は、家族が離れた場所に住んでいるという方だけでなく、一緒に住んでいても「家族に迷惑をかけたくない」「自分らしいお別れをしたい」という考えを持つ人が少なくありません。
しかし、葬儀は死者のためだけのものではありません。死者との別れの時を過ごす、残された遺族や友人のためのものでもあります。本人が葬儀は小規模でいいという考えを持っていても、遺族は別の考えを持っているかもしれません。またその逆で、本人は大規模の葬儀を行いたいと思っていても、家族は小規模で十分という場合も。
あなたの希望の葬儀を執り行うには、生前に必ず家族や親戚、知人・友人に伝えて、了解を得ておくようにします。その際、あいまいな言い方ではなく、詳細をつめた具体的なプランを用意しておくことが肝心です。
次回にそのプランについて説明します。
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