vol.10
自分の葬儀を考える
3/考え方をエンディングノートに記入する。
自分の葬儀の希望を遺族に伝えるツールとして役に立つのが「エンディングノート」です。
エンディングノートは何種類も市販されています。遺言書とは違って法的な効力はありませんが、本人の意思を明確に遺族に伝えたい場合にとても役立ちます。内容は何度書き直しても書き加えてもかまいませんので、ご自身が希望する葬儀の形式や内容、自分の死を知らせたい人、収骨の方法(遺族が困らないやり方の限ります)などを記入します。
市販のエンディングノートには葬儀についての項目以外にも、様々なことを記入することができるようになっています。詳しくは「週刊・葬送なび〈エンディングノート〉で人生を豊かにする方法。/すべてのエンディングノートに共通する内容とは?」をご覧ください。
市販のものを使わず、ノートに書いてももちろん大丈夫です。一項目ごとに具体的にどうしたいかを記入すると、ご自身も受け取る側も分かりやすくなります。
最後に注意しなくてはいけないことは、エンディングノートの置き場所です。どんなに詳しく記入されていても、ご本人が亡くなった際、遺族のわからない場所に置いてあっては意味がありません。家族には必ず保管場所を知らせておきましょう。
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週刊葬送なび vol.01〈エンディングノート〉で人生を豊かにする方法。
»1/年齢を問わず、持つ人が増えています。
»2/すべてのエンディングノートに共通する内容とは?
»3/愛する家族と自分のために、小さなノートができること
週刊葬送なび vol.28 多産多死から少産多死、そして少産少死社会へ。
»4/高齢化社会の到来とお葬式のこと