内閣府のホームページでみることができる「高齢社会白書」には日本の将来推計人口が掲載されています。「将来推計人口でみる50年後の日本」の章にある「年齢区別将来人口推計」があり、 2060年までの日本の人口推移がグラフ化されており「少子高齢化」の問題が浮き彫りにされています。ここでいう「将来推計人口」とは、『全国の将来の出生、死亡及び国際人口移動について仮定を設け、 これらに基づいて我が国の将来の人口規模並びに年齢構成等の人口構造の推移について推計したもの』です。余談ですが、「予測」には、天気予報から株価予想、さらには宝くじやJリーグ勝敗予測までさまざまありますが、 ほぼ確実に予測可能といわれるのが、将来にわたったこの人口推移予測といわれます。
「年齢区別将来人口推計」によれば、2010年の日本の人口は1億2,800万人、2020年になると1億2,100万人に人口が減少します。明治以来、一時期を除いて日本の人口は右肩上がりに増加し続けましたが、 2014年を境に人口は減少することになります。さらに見てみると、35年後の2050年には人口は1億人を割り、45年後の2060年にはなんと8,600万人と予測されています。人口が最も多かった2010年から見ると、 30%以上の人口減少となります。
特に指摘される点は、75歳以上の人口が15年の1,650万人から60年には2,330万人と増加し続けるということです。その分減少するのは59歳までの人口。 15年現在6,800万人が60年には3,800万人と大幅な減少を見せます。60年での65歳以上の高齢者は全体の40%と推計されており、さらに怖いことに、出生率がその後も増加しない場合、 次の50年で人口は4,000万人台となりほぼ半減するということです。「少子高齢化」が行き着く先とはまさにこういうことなのです。
前述したように「人口推移予測」は信頼のおける予測ですが、これは現在の出生率など人口変動環境が不変であることを前提にはじき出された数値であることも確かです。 人口減少が顕著になれば政府は何らかの対策を当然行い、人口減少に歯止めをかける政策を打つはずです。子育予算の大幅な増額、移民受け入れの強化、未婚女性の出産への経済的援助・制度的支援、等々。 「人口の波」の著者藻谷浩介氏によれば、人口8,000万人当りで人口減少が徐々に抑制され、その後しばらくは横ばいを続けるような人口動態になるのではないかということです。
いずれにしても、私たちの社会は「多産多死」から、「少産多死」へと時代が移行したことに違いはありません。
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